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間取りと設備(排水の巻)

こんにちは。いとうゆりえです。

ミラノまで10日をきりました。時差7時間、初日からフルに活動できるかどうか。今から少しずつ調整しようかと、夜更かししたら睡眠不足で花粉症が悪化・・・。行った当日になんとか頑張るのがよいかもしれません。。。

さて、また間取りに絡む話。

以前こうしました~と簡単に間取りの話をしましたが、それにはいろいろと考えるべき事項をクリアして成り立ってます。

とくに間取りを決めるに大きな条件となるのに、排水設備があります。

改修を検討の方、設計屋さんやリフォーム屋さんに、ここにはキッチンできないなぁ、とか、トイレはここしかダメ、とか、言われたことありませんでしょうか。

それには理由があります。

なぜ水廻りの位置は自由でないのか?

リノベーションでは排水の位置が限定されます。専有エリア内に共用エリアに接続される排水の突き出し配管がありますが、この位置というのは変えられません。なので、この排水の接続箇所に改修後の排水管は接続する必要があります

この団地でいう接続箇所は、図にある緑の汚水タテ管のから出た短い横引き管、青の雑排水タテ管から分岐された浴室の排水口とキッチン側の排水口です。

写真で~トイレにある汚水タテ管

これは専有エリアにありますが、団地居住者みんなの共用物です。そして接続箇所は

※改修前トイレ写真
ここの接続箇所に新しく設置するトイレの排水を接続させます。

浴室の排水は床にあり、自身の区画からの排水は下階へ行き~


下階のスラブ下で雑排水のタテ管に接続、合流して排水されます。これらの配管も、専有エリア内にありますが、共用物でいじってはいけません。

キッチン側の接続箇所は壁に突き出ており、改修後の新規配管はそこに接続させていきます。
改修前

スケルトン時

と、接続箇所が決まってます。

排水は、ちゃんと排水物が流れるようにさせるため勾配を確保させます。

つまり、接続箇所から新しい排水箇所までの長さが長くなると、勾配を確保させるため、高さ方向の配管スペースが必要になってくるのです。

そうすると、床下必要高さが高くなり、天井高さが低くなってしまいます。

多くは、居住スペースの天井高さをいじめてまで無理に水廻りを移動させません。その方が、配管長さも無理な長さでなく、詰まるリスクのある箇所がなくなったりと合理的だからです。マンションによっては、横引き配管に対して、漏水があった場合のための防水処理を必要とする場合もあります。

間取りをかなえた排水の工夫

ちなみに、今回わたしたちの計画したキッチンの位置は、この団地で初めてだと管理組合から言われました。天井高さを変えない場合、わたしたちが希望としたキッチン位置は、接続箇所から遠く、今まで改修された方はもっと手前にキッチンを計画していたのです。

でも、わたしたちも天井高さは変えませんでした。では、どうしたのか?

答えは図面にあります。

今回室内側に断熱工事を施す計画でしたので、壁がふかす予定でした。そのふかした壁伝いに配管させたのです。

それにより、床を無理に上げずに済みました。

ただし、ここで注意する点、採用にはリスクがあります。

既存のキッチンでは必要のなかった配水管がでてくるという事になります。大概不具合というのは接続箇所に発生するものですから、配管長さが長くなる上、配管の曲がりが2ヶ所出てくるので、今までなかったリスクは発生します。詰まりやすい方向ですし。なので、わざわざリスクの大きい提案は、リフォーム屋さんなり、施工者はしないものですから、できない~なんて言われることはあろうかと思います。お互いのためということで。

ただ、諸々のこと了解の上、わたしたちは採用するわけです。

幸いこの団地、年に1度の高圧洗浄がありまして、詰まりのリスクは多少低減されるのかなぁというところです。


床下の配管類。こんな感じになってます。

そんなこんなで、南北に抜けるLDKの間取りが成り立ってます。

排水は生活になくてはならにものですからね。

間取りも大切。

そんな条件をうまく整理したよという話でした。

 

プラン計画中の方、設計屋さん、リフォーム屋さんなりが、もし水廻りの移動に難しい顔をしていたら、上記に記載したような理由があるということ、あたまの片隅にいれておいてください。お互いの歩み寄りによって、あらたな案がでてくるかもしれません。参考までに。

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