香りの設計
2018.11.28
こんばんは。いとうゆりえです。
荷物がとどきました。
何かというと・・・
BOX収納をつくる材料です。
図面にしてみたものを材木屋さんに送って、必要な板材を送ってもらったのです。
開封すると、杉の香しい匂いがあたりに広まります
同じ杉でも、上の横に木目が流れている板が、”板目”をはいだ(側面をつなげた)板、下の縦の木目の板が”柾目”をはいだ板
香りは一緒です。
これでBOX収納作りをしました。
作業しだして、ここまで一気にやってしまったので、途中の写真を撮り忘れました・・・
接合部はダボで頑張ってみましたが、大きなクランプ等、強固にとめつけるものが無かったので、最後は結局少しビスを使ってしまいました。
後はフタの取り付けです
取付ました。金物は、
WAKAIのスライド丁番。そしてフタの取手は
凹凸ないよう、掘り込みました。
ベストのステンレス取手
どちらもホームセンターで手に入るものです。
途中写真をだいぶはしょってしまいましたが・・・
(暗くなるのが早いので、早く作ってしまいたいと急ぎまして;)
完成し、
キューブ上の収納BOX、どこに置くかというと~
ダイニングのコーナー
収納BOX兼イスです。
斜め上から。
オープン!早速大きなダイニングテーブルで作業する私の資料入れに・・・
この、開けた瞬間のフワッとした杉の何とも言えない香りに少し癒されます。
表面だけ木の板と違って、木、そのものの板であるこのハギ材は、その素材のもつ香りの持続力が違います。
杉のフロア等、杉をたくさん使った家に、竣工後何年も経ってからお邪魔しても、フワッとこの香りがしたりします。
当のお施主様は、慣れてしまって分からなかったりするのですが。
書類に香りがほんのり***
この収納BOX、パインとか、もっと安い材料で作っても良かったのですが、杉の柔らかさ、あたたかさ(というと少し誤解がうまれるかもしれませんが、触って熱を奪われない。座ったときに、冷たくない)そしてこの杉の香りの良さもあり、選びました。
上のフタ部分だけ柾目。柾目の赤身(赤いところ)と白太(白いところ)をうまく選定して、はいでいるので、コントラストがキレイ。
香りをブログでお伝えできないのが残念ですが、少しでも伝わるように、収納内部のアップ!何となく香ってきました?!
タオル入れとかにも良いですね!
香りを意識して作ってみる、こんな考えも良いと思いませんか?