間取りの考察。立体Ver.
2018.04.05
こんにちは。いとうゆりえです。
花粉症の症状がまだ続き、ティッシュケースが簡単になくなってしまう今日この頃。
耳鼻科でレーザー治療なるものを見るも、シーズンが始まる2ヶ月前の施術が有効って。・・・今年の冬に覚えているだろうか。。。
何か良い治療ありましたら、教えてください。
さて、以前の間取りの話の補足をしようと思います。
平面プランを考えながら、立体的にどうなるかも考えていきました。
なんせ、天井が低い。
スラブ~スラブが2480しかない・・・。普通に天井高かなと思う高さ。
↑一般的なマンションでは天井も下地を組み、配線・配管を通したりするため、もっと高い。
団地って、とらえ方によっては、とても考えられてギュッと詰まっている。。。
それで、
床の上げしろを少なくすれば、天井高さを少しは高くできますが、今回キッチンを少し移動することがあり、配管スペースは確保したく。結局、既存とほぼ同じの2.3mの天井高さとしました。そんな、高いとは言えない天井高さ。広いとは言えない空間。そこに現実的な生活を見据えて、収納をどーんと、計画したわけです。
普通に天井まで壁をつくると、とても狭く感じてしまうところです。
ですが、そこは立体的な工夫で、収納空間確保しながら、開放感を模索したわけです。
まずダイニング&キッチンは・・・
こんな風に、上部を空けて、天井をひと続きに計画したました!
ちなみに、もし天井まで壁があると・・・
ほんとにどーん!と収納部屋が。
実際、上部を空けることで、ダイニング・キッチンの閉塞感がやわらいぎ、小物を飾るスペースになったりと、これは個人的に良かったと思ってます。
次に予備室の収納。ここは、6帖あった部屋をあえて4.5帖に狭めて押入れ収納を確保しました。
実際の計画がこれで~
あえて上をロフト風の置き型収納空間としました。
これがもし天井までの壁だと・・・
なんだかとても息苦しいですよね。
ちなみに、ロフトは結構奥行きがあります。ここの造作は、大工さんも図面だけだと読み取りにくかったみたいで、図面をみながら現場で確認して作ってもらいました。
上から見るとこうなっており、、、
奥行きがあります。
このロフトの下を透かしてみると~
押入れ収納の上部だけでなく、玄関収納部分、また予備室出入口~躯体のたれ壁の空間を一体的にロフトとして計画したのですね。
隅々まで収納空間に~。
ロフト部分は見える収納にはなりますが、壁がドンっときてしまっているのとは違って、開放感がでてきます。
4.5帖の部屋ですが、天井は7.5帖!?こんな風に、限られた空間の低い天井ながらも、ちょっとした工夫で開放性を足すことがでします。
団地リノベーションは、広さ・高さともに限られることはありますが、平面プランと合せて立体的な工夫を取り入れると、空間が豊かになりますね。
今日はここまで。どうもありがとうございます。